公開シンポジウム

<開催趣旨>

古来、自然災害はそれが起こる度に人々に教訓を与え続けてきた。近代に入ってからは科学・技術はそれに応えようとしてきた。しかし、科学者・専門技術者のそれに向けた努力が進歩に合わせて効果的に進んできたかと問われれば、必ずしもそうとは言えない。専門領域の細分化、価値多元化、通信情報化、長寿化、グローバル化がもたらす科学的・社会的不確実性の増大によって、その努力は逆に市民の不安感・恐怖感を増強させ、科学者・専門技術者への信頼感を失わせているように思えることもしばしばである。私たち大学人には、東日本複合大震災の現状を今一度被災者の立場に立って見つめることで、今できることには直ちに対応すると同時に、複雑で流動的な社会にあって時間的空間的な広い意味での大局観をもって有限な空間における事象の関連性を科学することによって新しい未来を拓いていく責務がある。

日 時: 2012年12月20日(木)13:00~19:00
会 場: 小野記念講堂(早稲田キャンパス27 号館地下2 階)
共催団体: 早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構、(社)サイエンス・メディア・センター
早稲田大学欧州バイオメディカルグリーンサイエンス研究
(財)パブリックヘルスリサーチセンター、(社)日本医療学会、(NPO)日本リザルツ
(任)海国 立志会、早稲田大学博士キャリアセンター、早稲田大学ナノテクノロジーフォーラム
プログラム 総合司会: 朝日透(理工学術院教授)

13:00 開会の辞浅野茂隆(先端環境医工科学研究所所長、理工学術院特任教授)
13:05 重点領域研究機構長挨拶深澤良彰(重点領域研究機構長、大学理事、理工学術院教授)
13:15 来賓のご挨拶林芳正(参議院議員)

第一部 先端環境医工科学研究所研究成果報告
13:25 講演1「災害時の適正なリスクコミュニケーション確立に向けて」
田中幹人(大学院政治学研究科准教授)
13:40 講演2「先端科学技術融合の持続的発展とアジアの人間安全保障確立に応える国際医療貢献船団」
浅野茂隆(先端環境医工科学研究所所長、理工学術院特任教授)
13:55 講演3「災害時に有用なデバイス機器開発」
秀島翔(理工総研次席研究員)、中西卓也(研究院准教授)、逢坂哲彌(理工学術院教授)
14:10 講演4「環境汚染物質拡散に関するリスクアセスメント」
中尾洋一(理工学術院教授)
14:25 講評1 横倉義武(日本医師会会長)
14:30 講評2 近藤達也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長)

14:35~14:50 休憩

第二部 パネルディスカッション−被災者のための科学研究活動のあり方を問う−
14:50
~16:10
パネルモデレーター 難波美帆(大学院政治学研究科准教授)
パネリスト
 東日本大災害被災者
 溝口勝(東京大学農学部教授)
 齊藤康則(東北学院大学経済学部准教授)
 寺島英弥(河北新報編集委員)
 鰐部行崇・村上智美(日本リザルツ)
16:10 閉会挨拶笠貫宏(理工学術院教授)

16:30 懇親会「レストラン西北の風」(早稲田キャンパス26 号館大隈記念タワー15 階)

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